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人工知能の進化がスゴいらしいけど、現在どうなっているの?

先日、Nスペ『天使か悪魔か 羽生善治人工知能を探る』を見ました。
近頃、人工知能(AI)関連の話題を見聞きすることが増えていたので気になっていました。

人工知能が進化した結果、様々な分野に技術が応用されつつあるようで、人工知能が社会をどのように変えていくのか興味があります。 
子供の頃読んだ手塚治虫のマンガとかSF映画には、よく人工知能とかロボットが出てきていましたが、何かそんな空想科学的な未来が現実的に近づいて来つつあるんでしょうかね。

SFで描かれていたような世界が実現するかはともかく、人工知能が今後近い将来、社会・世界に与える影響やインパクトはかなり大きなものになりそうです。

人工知能についてほとんど知識が無いので、とりあえず番組を見て興味を惹かれた点をまとめてみました。

 

羽生善治名人 VS 人工知能は実現するのか!?

 番組のレポーターを務めたのは、将棋の羽生善治名人でした。

番組の内容とは直接関係はないのですが、いつか羽生名人と人工知能との対局が実現するのか否かという点も非常に気になりますね。

番組放送の数日前に行われた記者会見では、人工知能との対戦について聞かれ「近々のうちに何らかのアナウンスがあると思います」と、答えたとのこと。

囲碁の世界王者が破れた今となっては、将棋で「最先端の人工知能」と対戦して勝てるのか、正直かなり厳しいのではないかと思ってしまうのですが・・・ 
羽生名人ならもしかしたら勝てるのでは・・・? と、どうしても期待してしまいます。 
本当に実現するのかは、今のところ不明ですが、本人は人工知能に非常に興味があるようなので、ぜひ対戦してもらいたいですね。 

 

囲碁トップ棋士の敗北

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16年3月、グーグルが開発した囲碁人工知能「AlphaGo(アルファ碁)」と、囲碁トップ棋士イ・セドルが対戦した。

wikiによると、イ・セドルは「九段のプロ囲碁棋士であり、世界最強の囲碁棋士の1人である。1996年に12歳でプロに昇段し、それ以降に18回の世界王者となっている。李は出身の韓国において「国民的英雄」であり、型にはまらない創造的なプレーで知られている」とのこと。 
経歴を見ると、現役のトップ中のトップの棋士のようですね(日本の羽生名人のような存在?)。

結果は5局中1勝4敗で、トップ棋士人工知能に完敗となり、世界に衝撃が走りました。 
対局前の会見では、人工知能が私に挑戦するなんて10年早いと思いますよ」と、強気の発言をしていた名人でしたが・・・。

囲碁は人類が作ったもっとも難解なゲームと言われており、現状では人工知能がトップ棋士に追いつくのはまだまだ先と思われていたようです。 

ちなみに、囲碁の一回の対局で考えられるゲーム展開は、なんと10の360乗とのこと。
囲碁:10の360乗
将棋:10の220乗
チェス:10の120乗

イ・セドル名人の「10年早い」という発言は強がりでも迂闊だったわけでもなく(フラグを立てたわけでもなく)、これまでの囲碁での人工知能の実績からすると、妥当な発言だったようです。

チェスや将棋では、すでにトップクラスの棋士が負けていますが、囲碁はゲーム展開の複雑さとAIが処理しにくいゲーム特性のため、まだまだ当分トップ棋士が破れることはないと思われていた。 
それが、トップ中のトップ棋士が完敗するという結果になったため衝撃的なニュースになったわけです。

トップ棋士が負けたというニュースの大見出しに目が行きがちですが、要するに10年は先だと思っていた人工知能の進化が異次元レベルで加速し、10年の差をわずかな期間で縮めて「人類最高の頭脳」を一気に抜き去ってしまったわけですね。

技術的なことはよく分からないのですが、この人工知能の「異次元レベルの進化」は「深層学習(ディープラーニング)技術」の開発によるものとのこと。 
番組中での解説によると、データをインプットされなければ何もできなかった従来の人工知能に比べ、「ディープラーニング技術」を使った人工知能はゼロからでも「自ら学ぶ」事ができるようになったため、飛躍的な進化を遂げることができたようです。 
(単なる計算速度の速さで勝負するのではなく、人間の頭脳が持つ「直感力」「創造性」に相当する機能を持つようになったことが、革新的な進化に繋がったようです)。

 

人工知能の使われ方

今後、人工知能がどのような使われ方をされるのか? 番組では以下のような事例が挙げられていました。

・ぶつからない自動車 
どこの自動車メーカも人工知能を車に搭載する研究・開発に取り組んでいるようですね。
人工知能が搭載されることで、「絶対にぶつからない自動車」の開発もかなり進んでいるようです。近い将来実用化されれば、やがて自動車による交通事故もゼロになるかもしれませんね。
それに、自動操縦も可能になれば、行き先を言うだけでタクシーみたいに目的地まで自動的に運んでくれるようになるので、運転が楽になりそうですね。
自分で自由に運転するのが車の楽しさなので、あまりにも便利で安全になりすぎてもつまらないような気もしますけどね。


・専門医も見逃すような癌を見つけ出す
これもかなり実用化される段階に近づいているようです。健康な人と癌の人のCT画像を大量にインプットすると、人工知能が癌の兆候を見つけ出し、トップレベルの専門医でも見逃すような小さな癌を早期に発見できるようになるようです。
定期的な健康診断で癌を早期発見できる精度が格段に上がれば、癌による死者も一気に減るかもしれませんね。


あと、シンガポールでは既にかなり人工知能が社会に取り入れられているらしいです。

・都市の交通システムを人工知能が制御している。信号の切り替えなど、人工知能が細かく管理しているため、渋滞解消に効果を上げている。
・会社内の情報を監視していて、不正をしそうな社員を炙りだす(90%以上の精度)。
スマホから全国民の位置情報を1秒ごとに収集し、最適な交通システムを管理している。
・国営住宅に住む高齢者の部屋にいくつもセンサー付きの情報端末があり、管理している人工知能に情報を送っている。生活パターンに異常があると、救護員などが駆けつける仕組みになっている。(急病や突然死、孤独死の防止)。

シンガポール都市国家で実験的なことがやりやすいためなのか、すでに国家主導で人工知能による情報管理をかなり進めているようです。人工知能に管理させることで、社会は飛躍的に効率化されるのだとか。
スマートシティーなどは以前から聞いたことがありましたが、そこにさらに進化した人工知能にシステムの管理を任せることで、効率化がさらに高まっていくということでしょうかね。

 

ロボットがスマホ並みに普及する!?

番組にはソフトバンクグループ代表の孫正義氏も登場していました。
孫氏によると、「スマートフォンがあっという間に世界を覆いつくしたように、30年後ロボットは人間の数を超える」と予測しているとのこと。(人間のような「心」を持つロボット「ペッパー」を開発中)。

ここで孫氏が言っているロボットとは、人工知能を備えた(人間に近い認知・精神機能を備えた)ロボットのことなんでしょうね。(工場で作動しているような作業のみ行うロボットではなく、思考力や判断力を備えたロボット)。

そのような人間並みのロボットが人間の数を超えるというのは、にわかには信じがたい話ですが・・・。
人間の代わりとして「働くロボット」が普及していくのは確かなのかもしれませんね。

例えばSF映画によく出てくるような、家政婦ロボとか介護ロボみたいな感じなんでしょうか?
人間と同じような運動性能と、スパコンに接続された頭脳と思考力判断力が備わったロボットが普及したら、基本的には人間ができることは全てロボットが代わりにできるようになるんでしょうね。
(「働く」だけでなく話し相手になってくれるようなロボット・人工知能も需要がでてくるのでしょうかね)。

社会のあらゆるシステムが人工知能によって管理され、人間がやっていたことは全てロボットが代わりにやってくれる。
そうなったら人間は労働から解放され楽をして暮らせるようになるんでしょうか、それとも仕事をロボットに奪われ失業者だらけの世の中になるんでしょうか。

人間の労働や職業が全て無くなるなるなんてことはないんでしょうけど、最近よく言われるような「将来消える仕事・職業」というのは、確かにあるんでしょうね。(それも思った以上に人工知能の進化が加速しているので、そんな未来もそう遠くないようです)。


人工知能はすでに人間を超えつつあるようで、その進化は今後さらに加速していきそうです。
人間をはるかに超えた知的存在が生まれつつあるのかもしれないし、ある意味人類の新しい時代が人工知能によって始まろうとしているのかもしれないですね。

自分は人工知能についてほとんど知識がない状態なのですが、番組を見て興味が出たので、書籍や雑誌の特集など読んで、もう少し詳しく知りたいと思いました。