16年4月 花見がてら散歩して桜の写真を撮ってみた(哲学堂公園・中野通り・新井薬師)

先日ちょうど桜が満開になっていたので、散歩がてら桜の写真を撮ってきました。

近所というほど近くもないけど、自分の家から一番近い花見スポットは中野通り周辺(哲学堂~中野通り~新井薬師)になります。

上野公園とか有名どころは人が多すぎて疲れますが、この辺は地元住民が集まるレベルの比較的地味な花見スポットなので、自分の場合散歩がてらに桜を見るにはちょうどいい場所です。

ちなみに、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』というマンガの現代編(桜の国)の舞台として、今回写真を撮ってきた中野通り近辺が出てくるので、作品のファンが聖地巡礼的な目的で訪れることもあるみたいです。

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まずは哲学堂公園
桜がきれいだから写真を撮ろうと思うわけですけど、空が曇っていたため写真はあまりきれいではないですね。
風景写真とかあまり撮り慣れていないので気が付かなかったんですが、きれいな写真を撮るためには空が晴れていることが大事みたいですね。
桜の淡い色が曇り空に溶け込んで、全然きれいではないという。
空が青くて晴れていて光量が多いと桜の花が映えるんでしょうけどね。
記録用&練習ということで、あまりきれいな写真ではないけど、まあとりあえずこんなものでいいかという感じ。

ところで、哲学堂公園は少し風変わりな公園ですが、なかなかよい公園です。
哲学的なコンセプトに基づいて作られた公園のようですが、奇妙なスポットが点在していて興味深い点も多々あり、ただの公園にはない「深い味わい」のようなものがあると思います。

哲学的なことはさっぱり分からないのですが、私はこの公園のベンチに座ってぼーっと考え事をするのが好きで、
普通の児童公園などでぼーっとしていると不審者扱いされかねませんが、この公園でぼーっと考え事をしていると、なんとなく自分が「哲学」しているような気がしてくるという、なんとも不思議な公園ですよ。(単にベンチに座ってぼんやりしているだけですけどね)。
「哲学」といってもそんなに堅苦しい雰囲気の公園ではなく、緑が多くてリラックスできるいい公園です(超ディープでもあるのですが)。

珍スポットとしてもなかなか味のある公園だと思います。
(上の記事が分かりやすかったので、リンクを貼らせていただきました)。



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哲学堂公園を出て、中野通りを新井薬師方面へ歩いていきます。
中野通りは桜並木になっていて、中野駅方面に向かってずっと桜が続いています。
桜祭りの間、夜は中野通りの桜がライトアップされているので、夜に行くのもいいかもしれませんね。
上の写真に写っている黄色い電車は西武新宿線


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新井薬師に向かう途中、小学校前の歩道橋の上から桜の花を撮ってみました。

 

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哲学堂公園を出て、中野通りをしばらく歩くと新井薬師公園に着きます。
哲学堂公園新井薬師公園は広場になっているので、ブルーシートを広げた団体の花見客も結構集まってきますね。
都内の有名どころの花見スポットは人が多すぎなので、(中国などの海外からの観光客もどっと押し寄せてくるし)このぐらいの各地域に点在するそこそこの花見スポットの方が自分にはちょうどいいです。
近所の小さい公園でも大体何本かは桜が植えてあるものだし、桜並木も至る所にありますし。日本のどこに住んでいても大体徒歩圏内に桜を見る場所があるわけですから、考えてみると日本人はどれだけ桜が好きなんだという。
(日本のどこに暮らしていても、桜の季節に一度も桜を見かけないということはまずないのではないかと思いますね)。



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中野通り近辺の桜は、こうの史代さんの『夕凪の街 桜の国』というマンガの舞台背景として出てきます(それほど多く出てくるわけでもないですが)。
細かくは確認していないのですが、中野通りの桜並木、みずの塔公園(野方配水塔)、新井薬師駅などが出てきますね。

たまたまその辺りが自分の知っている場所だったので、なんとなく作品に親近感が出ました。(興味が出たので、こうの史代さんの他の作品やエッセイを読んでみたら、中野近辺のことが度々出てくるし、どうやら作者もその近辺に住んでいる方のようです)。

 

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自分は聖地巡礼とかあまりやったことないんですけど、通りがかったついでなので『夕凪の街 桜の国』に出てきた中野通りの写真を撮ってみました。
構図とかうろ覚えで、テキトーに写真を撮ったので、何だかいまいち同じ場所に見えないかもしれませんが・・・(橋の上から野方配水塔の屋根も見えたので、同じ場所だと思います)。


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ところで、こうの史代さん原作の劇場用アニメ『この世界の片隅に』は今年16年秋公開予定とのこと。
少し前にクラウドファンディングで資金を集めたことが話題になっていました。

夕凪の街 桜の国』もいい作品でしたが、どちらかといえば自分は『この世界の片隅に』の方が好きな作品です(全3巻で長くも短くもなくちょうどいい長さですし)。
題材が地味な劇場用アニメ作品は興行的に苦戦することが多いらしいですが、原作が好きな作品なのでヒットしてほしいなあと思いますね。